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記憶に残るノベルティの作り方|受け取った人の心を掴む企画術

記憶に残るノベルティの作り方|受け取った人の心を掴む企画術

目次

ノベルティが企業の顔になる時代

展示会のブースで名刺交換をした瞬間、手渡されたノベルティ。

それは単なる販促物ではなく、企業の価値観や姿勢を体験として届ける重要なコミュニケーション手段になっています。パンフレットや名刺と違い、手に取られ、持ち帰られ、場合によっては誰かと共有されるため、そこに込められた世界観や品質感は想像以上に強く記憶に残ります。

近年、ノベルティに求められる役割は大きく変化しています。かつては安く大量に配れるものが主流でしたが、現在は受け取った人の体験価値を重視する傾向が強まっています。企業活動の透明性が高まり、サステナビリティや社会性が問われる時代において、ノベルティもまた企業の思想を映す鏡になりました。

単にロゴが入っているだけのグッズではなく、その背景にどのような素材選びがあり、どのような想いで作られているのかが自然と見られるようになっています。

企業ノベルティ制作のブレインストーミング風景


五感に訴える食品ノベルティの魅力

その中で特に注目されているのが食品ノベルティです。

食品は誰にとっても身近で、実際に口にすることで五感を使った体験になります。視覚だけでなく、味覚や香りまで含めてブランドを感じてもらえる点は、他のノベルティにはない大きな特徴です。また、食品は使われずに引き出しに眠ることがほとんどなく、必ず消費されるという特性もあります。

オフィスで同僚と分け合われたり、自宅で家族と一緒に食べられたりすることで、企業名やブランドが二次的に広がっていくケースも少なくありません。展示会においては、数多くの出展社が並ぶ中で来場者の記憶に残ることが大きな課題になります。

食品ノベルティは、持ち帰った後に改めて体験されるため、時間差で企業との再接点を生み出します。名刺交換の瞬間だけで終わらず、「あの時もらった〇〇が美味しかった」という形で会話が再開されることも珍しくありません。

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名入れデザインで企業らしさを表現する

販促色を抑えた自然な名入れ設計

ノベルティ制作において欠かせない要素のひとつが名入れです。社名やロゴ、周年ロゴ、メッセージなどをパッケージに反映させることで、既製品ではなくその企業のためだけに作られたものになります。

ただし、名入れは目立てば良いというものではありません。過度に販促色を強めると、受け取る側の心理的な抵抗感につながる場合があります。特に食品の場合は、企業名を覚えてもらうよりも先に美味しそう、ちょっと嬉しいと感じてもらう設計が重要です。

自然な形でブランドが溶け込んだデザインこそが、結果的に長く記憶に残ります。

パッケージに込めるストーリー性

食品ノベルティは、企業の背景を自然に伝えられる点でも優れています。どこの原料を使っているのか、どのような加工をしているのか、なぜこの商品を選んだのか。そうしたストーリーを添えることで、企業の価値観そのものが伝わります。

単なる配布物ではなく、この会社はこういう考え方をしているというメッセージを、言葉以上に強く届けることができます。

ノベルティ食品パッケージのデザイン例


SDGsと環境配慮がノベルティを変える

現在、多くの企業がSDGsや環境配慮を経営の軸に据えています。その流れはノベルティにも及び、素材や製造背景まで含めて検討されるケースが増えています。

規格外農産物を活用した食品、フードロス削減につながる加工品、簡易包装や紙素材を使ったパッケージなど、ノベルティ自体が社会課題へのアクションになる設計が求められています。重要なのはSDGs対応と表記することではなく、実際の仕組みとして持続可能性に寄与しているかどうかです。

来場者や取引先は、その本質を見ています。ノベルティを通じて企業の姿勢を伝えることが、ブランディングの一環として機能する時代になりました。

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雑貨と食品の組み合わせで体験価値を高める

雑貨ノベルティの継続的なブランド露出効果

一方で、雑貨ノベルティにも独自の役割があります。トートバッグやステーショナリー、エコ雑貨などは視覚的な存在感があり、日常の中で繰り返し使われることでブランド露出が継続します。

最近では食品と雑貨を組み合わせたノベルティ設計も増えており、雑貨で第一印象をつくり、食品で体験価値を補完するという考え方が主流になりつつあります。この組み合わせによって、ノベルティ全体の完成度が大きく高まります。

インナーブランディングとしての活用

ノベルティ制作で見落とされがちなのが、社内外のコミュニケーションツールとしての側面です。社外向けだけでなく、社員向けの記念品やインナーブランディングとして活用されるケースも増えています。

周年記念の食品ノベルティを社員に配布することで、自社の歩みを実感できたり、家族に会社の話をするきっかけになったりすることもあります。ノベルティは外向きの広告であると同時に、内向きの共通体験でもあるのです。

企業イベントでのノベルティ配布シーン


配布後を見据えた戦略的ノベルティ設計

近年は配布後を意識した設計も重要視されています。ノベルティは渡した瞬間がゴールではありません。

どのようなシーンで食べられるのか、誰と共有されるのか、SNSに投稿される可能性はあるか。その後の行動まで想定することで、ノベルティは単発の販促物から、継続的なブランド接点へと進化します。実際、SNS時代において企業ノベルティは新たな役割を担うようになっています。

ユニークなデザインや珍しいアイテムは、受け取った人が自発的にSNSでシェアしたくなる要素を持っています。その拡散力は、従来の配布だけでは得られなかった広範囲なブランド認知につながります。


実務で押さえるべき制作のポイント

製造リードタイムと納期管理

実務面では、食品ノベルティには製造リードタイムやロット、賞味期限、物流といった特有の要素があります。企画段階から納期逆算で進めること、配布数量を現実的に見積もること、目的に応じて単価設計を行うことが欠かせません。

安さだけで選ぶと印象に残らず、逆に高価すぎると配布数が限られます。重要なのはコストと体験価値のバランスです。

ロット設定と予算配分の考え方

ノベルティ制作では、配布対象者の規模に応じた適切なロット設定が求められます。展示会であれば来場者数の予測、周年イベントであれば招待客数、営業活動であれば訪問先企業数など、具体的な数値を基に発注数を決定します。

また、予算配分においては、単価×数量だけでなく、名入れ費用、パッケージデザイン費用、配送費なども含めた総合的なコスト管理が必要です。限られた予算の中で最大限の効果を引き出すためには、優先順位を明確にし、どこに投資するかを戦略的に判断することが重要です。

ノベルティ制作の企画会議風景

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記憶に残るノベルティが企業価値を高める

ノベルティは配る広告ではありません。企業と人との関係性をつくる、小さな入り口です。

特に食品ノベルティは、味わいを通じて企業の姿勢を伝えられる数少ない手段です。そこに名入れやストーリー、SDGsの視点、雑貨との組み合わせといった要素を重ねることで、ノベルティは単なる販促物から、ブランドを語るメディアへと変わります。

展示会や周年イベントという限られた機会だからこそ、何を配るかではなく、どんな体験を届けたいかという視点でノベルティを設計することが、これからの企業コミュニケーションにおいてますます重要になっています。受け取った人の記憶に残り、心を掴むノベルティ制作は、企業の未来への投資そのものなのです。

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